Vol.01 母の手作りウェディングドレス
母が結婚した時のお話です。母も私と同様、服飾の大学に通っていました。その時から自分の結婚式では、自分でウェディングドレスを作って着てみたいと願っていたそうです。結婚式の準備だけでも大変なのに、自分でドレスを作るなんて更に大変だったそうです。それでも服飾学校時代の友達に手伝ってもらったりしながら、毎日徹夜でウェディングドレスを縫い上げたそうです。実物は見ていませんが、写真で見る限り手作りのウェディングドレスとは思えない程の美しい仕上がりでした。
一番大変だったのは、レースを手縫いで付けていく作業だったそうです。ミシンで塗ってしまうと、縫い目が見えてしまって綺麗に仕上がらないので、何時間もかけて糸が目立たないように縫ったそうです。自分のサイズに合わせた、世界にたった一つしかないウェディングドレス。女性にとっては憧れですよね。
私の服飾学校時代の友人でも結婚式では絶対に自分のデザインしたドレスを着ると言っている人が多くいます。その時は私もきっと手伝わされるんだろうなぁなんて今から思っています。花嫁にはサムシングブルーや何か他人の物を身に着けると幸せになれるというジンクスもありますよね。誰かにウェディングドレス作りを手伝ってもらうこともそのジンクスに当てはまるかもしれません。手伝う方は少し大変そうですけどね^^;