Vol.22 ウェディングドレスのカタログ撮影
私の勤めているドレスサロンのカタログ撮影を手伝うことになりました。まずは、お店のカラーが出ている衣装をピックアップしていくところから始めました。ウェディングドレスとカラードレス、タキシードを各10着程度選びました。それから、全体的なデザインのバランスと色合いを見ながら実際に撮影する衣装を決めていきます。色々なコーディネイトができるように、小物をたくさん用意して撮影現場に向かいました。衣装をモデルに着てもらい、ポーズを取ってもらいます。
私は、撮影現場は初めてだったのですが、色々なポーズを何秒かおきに取っていくモデルを見て、純粋に凄いと思いました。ドレスが良く見えるようなポーズを考えながら凄いスピードでポーズを取っていきます。私が特に凄いと思ったのが、肩や腕の動き。その中でも特に指先の動きです。指先まで考えられて動かしていて、本当に綺麗でした。モデルの動きに釘付けになっているうちに、撮影が終わりました。風をおこしたりと色々なシチュエーションで撮影していたので、実際にカタログにする写真をどれにするか、とても悩みました。
一番悩んだのは、ウェディングドレスです。個性的なドレスもたくさんの載せたいのですが、個性的なドレスしかないと思われても困るので、バランスが難しいと感じました。一つのカタログが仕上がるまでに、こんなに時間がかかるのかと痛感し、とても良い経験を積むことができました。